こんにちは!
この記事では、ローカル線「いさりび鉄道」とトラピスト修道院の魅力、また具体的なアクセス方法、そして写真映えする見どころをご紹介していきます。
この記事はこんな人にオススメ!
- トラピスト大修道院へのアクセスが知りたい
- どんな写真がとれるのか知りたい
- どんなお土産があるのか知りたい
この記事で紹介する旅ルートの概要
JR函館駅から道南いさりび鉄道に乗車し、最寄りの渡島当別駅(おしまとうべつ)で下車。


駅からは緩やかな坂道を歩いて約30分で、歴史あるトラピスト修道院にたどり着くことができます。
レトロな雰囲気が魅力のいさりび鉄道に揺られながら、車窓には静かな津軽海峡の景色が広がります。

移動そのものが旅の楽しみになるルートです。
いさりび鉄道とは?

いさりび鉄道は、北海道の函館市と木古内町を結ぶ全長約37.8kmのローカル鉄道で、正式名称は「道南いさりび鉄道線」です。
レトロなディーゼル車両に揺られながら、車窓には漁船や海岸線、遠くに青森の山並みが見えるなど、旅情あふれる風景が広がります。
観光列車としての側面もあり、地域の魅力を感じられるローカル旅が楽しめる路線として、鉄道ファンや写真好きの旅行者にも人気を集めています。
いさりび鉄道 写真スポットや撮影のタイミング
上磯駅~矢不来信号場~茂辺地駅間
この区間では、上磯トンネルを抜けた先の矢不来信号場付近から、津軽海峡越しに函館山や函館市街地を望むことができます。
画像出典:道南いさりび鉄道株式会社
特に、函館発9:01の木古内行き定期列車は、矢不来信号場で停車し、乗客がゆっくりと景色を楽しめるよう配慮されています。
釜谷駅~渡島当別駅間
この区間は、津軽海峡がよく見える絶景ポイントとして知られています。
特に、釜谷駅から渡島当別駅にかけての沿線では、海岸線に沿って走るため、車窓から広がる海の景色を堪能できます。
ただし、この区間は列車の本数が少ないため、訪れる際は時刻表を確認し、計画的に行動することをおすすめします。
観光列車「ながまれ海峡号」
道南いさりび鉄道が運行する観光列車「ながまれ海峡号」は、函館市の五稜郭駅から木古内町の木古内駅までを結ぶ、津軽海峡沿い路線を走る特別列車です。
主に5月から10月にかけて月2回程度、日本旅行が企画するツアーとして運行されており、往復約4時間の旅程で、地元の食材を活かした食事や、津軽海峡の美しい景色を楽しむことができます。
また、特別企画として、道南のワイナリーのワインとコース料理を楽しむ「ワイン列車」や、地元の食材をふんだんに使った料理を提供する「いさ鉄Bistroながまれ号」なども運行されており、地域の食文化を堪能できる機会となっています。
WEB予約は下記URLから
北海道オプショナルツアーズ『ほっとバス』 (hotbus.co.jp)
トラピスト修道院へ

トラピスト修道院(正式名称:燈台の聖母トラピスト大修道院)は、1896年(明治29年)に創立された、日本初のカトリック男子修道院です。
修道士たちは「祈り、働け」の教えに従い、厳しい規律のもとで共同生活を送りながら、農耕や牧畜、製菓などの労働に従事しています。
特に、修道院内で作られるトラピストバターやクッキーは、北海道を代表する特産品として多くの観光客に親しまれています 。
駅からトラピスト修道院までの道のりと写真スポット
渡島当別駅からトラピスト修道院までは、徒歩で片道約30分。
緩やかな坂道をのぼると、やがて修道院へと続く長い杉並木の道が現れます。
通称「ローマの道」とも呼ばれるこの並木道は、四季折々の美しい風景が魅力的です。
この「ローマの道」は、トラピスト修道院を訪れる人々にとって人気の撮影スポットにもなっています。特に道の奥に修道院の建物が見えるアングルは絵になる風景で、記念写真を撮る観光客の姿が多く見られます。


また、重厚な雰囲気の正門付近でも写真を撮る人が多く、修道院の静けさと荘厳さを感じながら、旅の思い出を一枚に収めることができます。
また、写真映えする季節としては、雪化粧に包まれた冬の景観が特に人気です。
画像出典:トラピスト修道院 – 北斗市
私が訪れたのは6月でしたが、初夏の自然に囲まれた新緑の並木道はまた違った魅力を持っており、爽やかな空気の中で静かな時間をゆったりと楽しむことができました。
トラピスト修道院で買えるお土産
日本初のカトリック男子修道院として創立されたのが、トラピスト修道院です。「祈り、働け」の教えに従い、農耕や製菓などの労働に従事しています。
その中で生まれた特産品が、トラピストバターやトラピストクッキーです。
トラピストバター
トラピストバターは、乳酸菌で発酵させたクリームから作られる発酵バターで、豊かな香りとコクが特徴です。
1897年頃、フランス人修道士と日本人修道士たちによる長年の研究の結果、生み出されました。料理やパンに塗るだけでなく、贈り物としても人気があります。
実は、近所のアンテナショップや、スーパーにもたまに置いてあるので、気になる方はぜひ一度手に取ってみてください。
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トラピストクッキー
1936年に誕生したトラピストクッキーは、トラピストバターをたっぷり使用した風味豊かなクッキーです。
味や触感の具体的なイメージとしては、大きいたまごボーロみたいな感じ。さくさく食べれて美味しかったです。
トラピストクッキーは正門前の売店でも購入でき、私もそこで思わず買ってしまいました。
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まとめと注意点
いさりび鉄道で行くトラピスト修道院へのルートをご紹介してきました。
レトロな列車の旅と、車窓に広がる津軽海峡の美しい風景は、旅の気分をぐっと盛り上げてくれるおすすめのルートです。
ただし、このルートにはいくつか注意点もあります。
まず、道南いさりび鉄道は電車の本数が限られているため、時刻表の事前確認が必須です。
いさりび鉄道時刻表はこちら
また、渡島当別駅からトラピスト修道院までは徒歩で約30分。往復で1時間近くかかるため、写真撮影や観光に時間をかけたい方は、全体のスケジュールに余裕を持たせておくことをおすすめします。
なお、歩くのが難しい方や、ガイド付きでしっかり観光したい方には、函館市内からの観光タクシーの利用も便利です。
日帰りで訪れることができるので、函館観光の合間にもぴったりです。
おすすめの観光スポットなのでぜひ、旅のプランに組み込んでみてください。
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