こんにちは!
今回は、東京都にある老舗のすき焼き店「人形町今半 本店」をご紹介します。
鉄板焼きも人気ですが、今回は実際にいただいた「すき焼き」に焦点を当てて、その魅力をお伝えしていきます。
この記事はこんな人にオススメ!
- 老舗の本格すき焼きを体験してみたい方
- 誕生日、記念日、接待など東京で特別な食事をしたい方
- 個室で食事をしたい方
人形町今半 本店とは?

人形町今半 本店は、昭和27年(1952年)から現在の地で営業を続けている老舗のすき焼き・しゃぶしゃぶ専門店です 。
1階は鉄板焼ステーキの「喜扇亭」、2階はすき焼き・しゃぶしゃぶを提供する「人形町今半」となっており、それぞれのメニューを楽しむことができます 。
店内は和の趣を感じさせる落ち着いた雰囲気で、個室も完備されており、接待や家族のお祝い、デート、記念日など、さまざまなシーンで利用されています 。
他の「今半」との違い
「今半」という名前の店舗は、東京に複数存在しますが、それぞれ経営が独立しており、仕入れルートやサービス内容も異なります 。
今半は、明治28年に牛鍋屋として創業しました。
当初は大衆向けの牛鍋店として親しまれていましたが、時代の流れとともに高級すき焼き店へと進化していきます。
その後、今半は代々受け継がれながら各地に分店を展開し、昭和27年には人形町に出店。
そして昭和31年、人形町店は独立し、現在の「人形町今半」が誕生しました。
他の今半店舗と比較すると、人形町今半は、黒毛和牛の雌牛を中心に使用し、熟成や割下の温度管理にもこだわりを持っているのが特徴です 。
人形町今半 本店へのアクセス
- 東京メトロ日比谷線 人形町駅 A2出口:徒歩約1分(現在、A1出口は工事中)
- 都営浅草線 人形町駅:徒歩約2分
- 東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅 7番出口:徒歩約3分
※人形町駅からは「甘酒横丁」方面に進むと、風情ある街並みを楽しみながら店舗に到着できます。
実際にいただいたすき焼きの紹介|【月コース 極上】17,600円(税込)
人形町今半では、熟練の炊き手が目の前で調理するすき焼きを楽しめます。
今回は人気の【月コース 】の極上 17,600円(税込)を注文しました。(2025年5月時点)
前菜
まずは前菜からスタート。
一品一品が丁寧に仕上げられており、盛り付けも美しく、目でも楽しめる内容です。
中でも、黄色い器に盛られた「牛山椒煮」は、やわらかく煮込まれた牛肉に山椒の香りがほどよく効いていて、特に印象に残る一品でした。


小吸物 お造り三点盛り
続いて登場したのは、小吸物とお造り三点盛り。


すき焼き専門店でありながら、鮮度の高い魚介が提供されることに驚かされます。
どのネタも丁寧に引かれていて、すき焼きだけでなく和食全般へのこだわりが感じられました。
メインのすき焼き
いよいよ、メインのすき焼きの登場です。
美しいピンク色の和牛は繊細な霜降りが印象的で、見た瞬間から食欲をかき立てられます。


人形町今半では、熟練の炊き手が目の前で一つひとつ丁寧に調理してくれるのが特徴。
まずは牛肉だけでシンプルにその旨味を堪能し、次にネギ、しらたき、豆腐などの野菜と一緒に味わっていきます。
すき焼きに添えられる野菜は、季節ごとに内容が変わるそうです。
今回のコースでは、なんとトマトが加えられていて、意外性のある組み合わせに驚きました。
苦手な食材がある場合は、事前に伝えておけば他の野菜に変更してもらえるとのこと

お肉は1枚あたり約40gで、1人につき3枚、合計約120gの提供です。
お肉一枚がかなり大きく、一口で食べようとすると口の中がパンパンになります。
とても柔らかくお肉のうまみが口内に溢れる贅沢なおいしさでした。
なお、ごはんはおかわり自由なのも嬉しいポイント。
思わず何杯も食べたくなる美味しさです。
ただし、お味噌汁はおかわりができないので、その点だけご注意ください。
〆のふわ玉ご飯
すき焼きの締めには、「ふわ玉ご飯」が提供されます。
これは、すき焼きの割下に溶き卵を加え、半熟状にとろりと仕上げたものをご飯にかけていただく一品。
ほんの少し山椒をふりかけると、香りと風味がぐっと引き立ち、最後まで美味しく楽しめます。


ただし注意したいのが、ご飯のおかわりのタイミング。
お肉を食べながらご飯を進めすぎると、ふわ玉ご飯が入らなくなるほど満腹になってしまうことも…。
おかわりは控えめにして、ふわ玉ご飯のために少しお腹を空けておくのがおすすめです。
デザート
最後はデザートで締めくくりです。
デザートの内容も、季節や選んだコースによって変わるそうです。

今回訪れた日はちょうど「こどもの日」だったため、特別に柏餅が添えられていました。
こうした季節感のあるおもてなしも、人形町今半ならではの楽しみのひとつだと思いました。
店内の雰囲気・サービスについて
私が来店した日はちょうど「こどもの日」だったこともあり、店内は家族連れのお客さんが比較的多い印象でした。
メニューには「お食い初めコース」も用意されていたので、その影響もあったのかもしれません。
店員さんたちは皆さん丁寧で親切。
店内は落ち着いた雰囲気ながらも、話し声が聞こえたりと、堅苦しい感じではないので緊張などはしなかったです。
また、個室利用のコースもあるので、周囲を気にせずゆっくりと食事を楽しみたい方にもぴったりです。
記念日やお祝いごとなど、特別な日に利用するのにもおすすめ。


ちなみに、予約時に「お祝いでの利用」と伝えておくと、帰り際にすき焼き用の「割り下」をプレゼントしていただける嬉しいサービスもあります。
この割り下は公式サイトや通販でも購入可能なので、おうちで今半の味を再現するのもいいですね。
![]() | 【人形町 今半】極上すき焼き割下(360ml)【牛肉】【常温便】 価格:1188円 |

予約は必要!
人形町今半本店は非常に人気のあるお店のため、事前に予約して訪れるのがおすすめです。
予約方法は2種類あります:WEB予約と電話予約です。
WEB予約は、人形町今半本店の公式サイトからアクセスし、必要事項を入力する方法です。
▶︎ WEB予約はこちら(TableCheck)
ただし注意点として、WEBからの予約は「2か月以内まで」の受付となっています。
たとえば、5月4日に予約をする場合、予約できるのは7月3日までです。
そのため、より先の日時を希望する場合や確実に予約を取りたい場合は、電話での予約がおすすめです。
また、誕生日や記念日などでサプライズの演出をしたい場合にも、電話のほうが細かい相談がしやすいので安心です。
年に一度の食べ放題イベント 【牛肉記念日】WEB申し込み制に!
「牛肉記念日」は、毎年1月24日に開催される人形町今半グループの特別イベントです。
この日は、普段はなかなか体験できない特上すき焼きや鉄板焼きの食べ放題が楽しめる、まさに“神イベント”。
これまで「牛肉記念日」の予約は電話のみでの受付だったため、回線が非常に混み合い、
何百回とかけ直してもつながらないということも珍しくありませんでした。
そのため、予約が取れずに涙をのんだ方も多かったようです。
そんな中、朗報です!
2026年の牛肉記念日からは、予約方法が電話受付から「WEB申し込み制」に変更されます。
公平に申し込める抽選方式となるため、誰にでも平等にチャンスがあるのが大きなポイントです。
これまで電話がつながらず諦めていた方にとっては、非常にありがたい変更ですね。
なお、申し込み期間・開催店舗・コース内容などの詳細情報は、9月初旬に公式HPおよびLINE公式アカウントで発表される予定です。
気になる方は、人形町今半公式LINEアカウントを追加してぜひチェックしておきましょう!
まとめ
以上、人形町今半本店の魅力をご紹介しました。
確かにお値段は張りますが、「本物のすき焼き」を味わいたい方には間違いなくおすすめのお店です。
特別な日のお祝いはもちろん、個室もあるのでご家族での利用や落ち着いた食事にもぴったり。
東京で極上のすき焼きを楽しむなら、ぜひ一度足を運んでみてください。